男たちの大和
地鎮祭のことで頭がいっぱいで、そのあとの予定を何も考えてなかった。
ちょうど昨日まで、呉にある大和ミュージアム5周年記念で、
2005年に上映された「男たちの大和」がワンコインで上映されてました。
広島に来てから大和ミュージアムには2回行きましたが、
正直「すごいな~」って程度で、
大和の歴史なんてよくわかってませんでした。
以前「男たちの大和」がTVで放送された時に一度見ましたが、
内容はほとんど忘れてましたし。
ちょうどいい時間つぶしで、しかもワンコイン。
私の好みの映画じゃないけど広島県人として勉強してみようと。
映画館は最終日なのに観客25人程度。
しかも若者(!?)は私一人だけってくらいほとんど年配者。
運良く自称私の指定席(一番後ろの一番端)に座れた。
映画のストーリーは上手く記載できないので感想を。
出演者は5年前とあって、若かりし頃の松山ケンイチ、蒼井優が。
もちろん中村獅童や反町隆史も。
前半は涙・涙・涙・鼻水の繰り返しでポケットティッシュも全然足りない。
それぞれの立場の辛さがこの年になるとすごくわかる。
15歳の少年が大和にのって戦争へ。
これは名誉なことなのか?
お国のために戦う、死ぬって意味がわかるのか?
「行ってらっしゃい」と送り出す母や恋人の複雑な気持ち。
後半の戦闘シーンでは、
とにかく涙も鼻水もでないほど緊張し、胸が痛くて苦しかった。
死ぬのをわかってて戦う男たち。
「死ニ方用意」って書かれた文字が強烈に眼に焼き付いてる。
そして、幸か不幸か死に損なった戦士たちにも、
一生背負って生きる苦しみがあった。
そんな昭和を送って生きた人たち。
大和の歴史、戦争について考えさせられた2時間半でした。
広島では、平和公園や原爆資料館、大和ミュージアムなど多くの戦争を知る機会がある。
小学校でも平和教育はすごいやってる。
そして私自身も今、職場の患者さんから原爆の体験なんかを聞くことがある。
(被爆者は保険証で原爆手帳ってものをもっているのでわかる)
今の若者は精神的にも体力的にも戦争なんて絶対ムリ!
親も我が子を戦争になんて絶対反対!
二度と戦争の辛い体験を繰り返さないように世界平和を祈ります。