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Breathing Time

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応急手当講習会

実は私の専門分野はコレだった。

救急の現場では日常茶飯事の出来事で、常に訓練していましたが、
現場から離れて数年経つといざという時に体がすぐに動かないものです。
そして医療の現場は日進月歩で、どんどん変わっていくのです。

そこで今回、市が主催している一般市民向けの応急手当講習会に参加してきました。
コチラの消防署、今年の2月に新しく移転オープンしました。
応急手当講習会_c0216434_1523313.jpg

まあ、ビックリするほど大きくってきれいな消防署ですよ。

今日の日記は少しマニアックな話になりますが、
心肺蘇生法ガイドラインって2000年からはじまり、2005年と2010年に改訂されています。
今回4月からは2010年改訂のガイドラインに沿った講習という事で、とても興味深いものでした。


講習会の内容というと、「一次救命処置」といわれる心肺蘇生法とAEDについて。

簡単に説明すると・・・

倒れている人を発見
      ↓
 反応確認し、なし
      ↓
119番通報、AED依頼
      ↓
 呼吸確認、なし
      ↓
   胸部圧迫
      ↓
   人工呼吸
      ↓
   心肺蘇生
(胸部圧迫30回+人工呼吸2回)を繰り返す
      ↓
   AED装着
      ↓
AEDによる心電図の解析
      ↓
電気ショックの必要性、有無
      ↓
  心肺蘇生繰り返し


いや~、一般市民が緊急の現場でなかなかここまでできないよ・・・。
と思うかもしれませんが、これは是非とも知ってて頂きたい内容。

たとえば子供がプールで溺れて・・・、スポーツの最中に・・・、急な心臓発作・・・などなど、こういうことはいつ訪れるかわかりません。

心臓が止まって3~4分以上そのままの状態が続くと、脳に血液が流れず脳の細胞が死んでしまいます。
たとえ命が助かったとしても、後遺症を残すことに。



今回の参加者はほとんどが一般の市民。
でもこの講習で皆さん心肺蘇生とAEDの使い方をマスターして帰られました。
応急手当講習会_c0216434_15303736.jpg

誰でも一度講習を受けるとできると思います。

今回のガイドライン変更では、胸部圧迫の重要度が強調されてた感じです。
「強く、速く、絶え間なく」



そして、随分普及したAED。
駅や学校、スーパーなどでもよく見かけます。

でも使えてなんぼのもの。
(できれば使いたくはないですけどね)

自分のまわりから一番近くにあるAEDはどこ?
って、普段から意識しておくのも大切ですよね。


参考までに→ コチラ
by ki-ka-zu | 2012-04-23 15:57 | 学び

子育てと仕事の合間のホッとしたひととき、なんでもない日々の記録


by KIKIママ